2018年10月16日火曜日

簡易電子負荷をようやく製作した

 電子負荷作りましたって日記を今年の1月に書きました。それからしばらく電気してなくて(ゲームしてた)、それで9月に人生で一番でかい地震を経験してすごく驚きました。
かたくなに買わないと決めていたオシロスコープですけど、あぁ自分って死ぬかもしれないんだなぁって思ったらなんか買ってました。OWON の SDS7102 ってやつです。
分解したとき電源ボタンのプラスチックの首割れて笑いました。


電子負荷。前の回路はブレッドボード上のものだったので、時が経過しているので今は手元に残ってないのです。必要になるたびにネット検索して回路を組み、そしてだいたい覚えてしまったとき、楽しいけどこれ面倒だな…と感じるようになりました。
言葉を換えると、毎回ブレッドボード上の回路でどうにかなるレベルの回路ならあまりこだわらなくてOK、はんだしてもOKということ。ではまず作ろう。失敗してもOK。
電気趣味を本格的にはじめてからというものの、知ってることもやれることも無いので目標は電源を作ることです。今回はアルミケースなどを使い、本番さながらの工作を本気で作りました。そして見事に失敗したので期待通りです。問題見つけるために作るというね。ちょびっとマゾいよね。



最低限の回路だけ詰め込んでひとまず使えるようにしました。これがあるとCC-CVの真似事ができるわけです。ヤッタネ。Ni-Cd を 70mA で充電してみてる風景です。小学生の時から僕と共に生きてる電池のほうが LiPo 充電より怖いというニュアンスなんとなく伝わりますかね。なんでこの電池普通に使えるんだろ(多分純正充電器じゃなく弱い充電器を使ってたので云々思うけどなんか無理がある)。ワニ口クリップ C-116  は本来電線をはんだ付けして使う予定でしたがカードテスタのプローブにピッタリなのに気づきアダプタとして便利に使ってます。安物のカードテスタばっかり使っててゴツイ方のDMMまったく使ってなくて、先人がカードテスタで十分って言ってたのはこういう事かなって何となく思いました。

この電子負荷の最終形態は OLED とマイコンと DAC 的要素とロータリエンコーダでワット表示とかディスチャージャ機能とかファンの回転数とか温度がとかいろいろ考えてます。考えるの怪我しないから楽しい。



全体的にイヤーンな中身してます。きちんと工作としたい…!!って気持ちはあるんだけど結局はナニソレって感じでダメでした。今後に生かしたいです。

圧着がめっちゃ楽しい。XH を選びました。http://www.engineer.jp/1660.html ←これ読んじゃったのでね。もう一択なのでね。PA-21 にしました。圧着を初めてまだ十数個しかギュッしてないですけど、あぁこれ必ずクルッってなるんだなって安心してきました。不慣れというか2か所あるのが分からなくて1回失敗しましたけど仕組みが分かればもう失敗しませんね。


 2W くらいの貧弱な電源回路が床面積の半分を占めてるのいまいち納得いってないです。制御部それほど部品ないのでいいんですけどね。制御回路部分は電池駆動できるほど電力食わないのでいろいろ大丈夫です。ヒートシンクとかほんといらないです。穴開けるとき怪我したので記念碑として必要でした。TO-220 にはすべからくヒートシンクがついているものであるという偏見があります。ないです。

MOSFET のヒートシンクとかファンがケースの内側に入ってるのがこだわりポイントです。まだ網どうするか決めてないです。

あと作業中ずっと Dave Jones さんの動画流してて知ったんですけど、端子の間隔なんて概念なかったですね。テキトーに指がぶつからないように広くしたいとか思ってたんですけどこういう感じのがあって、オーゥ!そこは 19mm やろ~!ジーズ!って嘆かれてました。なるほどなぁ。端子の間隔に規格みたいなものがある、知る由もないなぁ。それを踏まえて 19mm にしましたが、地球上で誰もこの端子に 19mm アダプタが差せなくて嘆く人いないのに僕は一体何してるんだろう。


☆月札秋幌の 今日もまた一つ電気のことを知ったよ のコーナー☆

 最近面白い事を発見しました。理屈はそれのことを言っているという概念と体験の一致ですけど、点接触がすごい。ブレッドボードジャンパの先っぽをくっつけてできるだけ火花が出る位置を探って遊んでいました。でバチバチーおーすげーwwってやってたら、今度は光り輝く状態になったんですね、ワ~こんなこと初めてだ~面白い~って、よく見たら黒焦げになっていました。誘導負荷を離した時とか、ショート状態で電極を撫でると火花が出るんだなぁ~って遊びは過去何回もやってたんですけど、一目見てわかるレベルで焦げるなんてことは1回もなかったんです。よく知らないですけど電流が流れる面積と抵抗値には相関関係が~みたいな理屈はどっかで聞いたことがあるし、GND は太く短く一点でみたいなジョーシキも頭にふわふわ浮いてるけど、電流の流れる面積がここまではっきりと影響を及ぼすんだな~という極端な例をいままで見てこれなかったわけですね(冬の静電気イテッってのも似た部類かな 肘で放電したら痛くなさそう)。これが分かったのはなるほどなぁって感じでした。誰かこの感動代筆して。


 話は工作に戻ります。アレですね、電線の話しましょう。ワイヤストリッパの YS-3 を目見当で選んだんですけどこれ失敗でした。電子工作向けなら1周り小さい YS-2 が適当だと思います。AWG18(ATX電源のやつ)でさえ2番目だから使わないとこだらけ。慣れるまで角度とかわからなくて芯線切れてたけど、なるほど便利な道具だなぁと思いました。

FA106 はネジを切断できるのほんと有能でうれしかったですね。そして何よりワイヤカッターの断面に感動しました。手持ちのニッパがなまくらすぎて新しいニッパ早く買わなきゃとおもいました。

みんな大好きホットグルーもはじめて使いました。ほとんどの製品がやってるように、コンデンサのぐらつき防止にベターッってしました。ガン本体の B-30 が軽すぎてこれどうにかならんかねと思いました。

買い物レビュー日記みたいになってるけど。

 話が右往左往するけれど、Rs の抵抗種類は逆だったなぁ。弱モードの 1Ω 3W アキシャル抵抗が燃えはしないけどにおい立つほどで。こっちをメタルクラッドにすべきだった。0.1Ω のほうは触っても熱くない印象があるんだけども。思い出すにIIRだから1Aだと1Wと0.1Wだもんね。頭回んないなぁ。参った。

アルミが曲がるから木を敷いてセンターポンチするのダメっぽい。テーパーリーマーも真ん中あたりまで入るようだと押し戻す力に負けて穴が星型になっちゃうとか。



工作して指怪我したり、電動ドリル握ってるだけなのに手痛くなったり、なんか久しぶりに楽しかった。何かを思い出したような感じがした。ん~電気はやっぱり楽しい。小さいころに電気したかったけど行動力がなくてできなかった。電解コンデンサ引っ張るしトランジスタは3本足がある意味が分かんなかったし大きくなってからも貴重な白LED燃やすし。電気ネイティブになりたかったけどまぁ当時は中国がこんななると想像すらできなかったわけだし。かえって小さいころにやってたら大嫌いになってたかもしれない。今楽しめてるからいいや。うん。全部いいや。
ではまたいつか。