2018年10月16日火曜日

簡易電子負荷をようやく製作した

 電子負荷作りましたって日記を今年の1月に書きました。それからしばらく電気してなくて(ゲームしてた)、それで9月に人生で一番でかい地震を経験してすごく驚きました。
かたくなに買わないと決めていたオシロスコープですけど、あぁ自分って死ぬかもしれないんだなぁって思ったらなんか買ってました。OWON の SDS7102 ってやつです。
分解したとき電源ボタンのプラスチックの首割れて笑いました。


電子負荷。前の回路はブレッドボード上のものだったので、時が経過しているので今は手元に残ってないのです。必要になるたびにネット検索して回路を組み、そしてだいたい覚えてしまったとき、楽しいけどこれ面倒だな…と感じるようになりました。
言葉を換えると、毎回ブレッドボード上の回路でどうにかなるレベルの回路ならあまりこだわらなくてOK、はんだしてもOKということ。ではまず作ろう。失敗してもOK。
電気趣味を本格的にはじめてからというものの、知ってることもやれることも無いので目標は電源を作ることです。今回はアルミケースなどを使い、本番さながらの工作を本気で作りました。そして見事に失敗したので期待通りです。問題見つけるために作るというね。ちょびっとマゾいよね。



最低限の回路だけ詰め込んでひとまず使えるようにしました。これがあるとCC-CVの真似事ができるわけです。ヤッタネ。Ni-Cd を 70mA で充電してみてる風景です。小学生の時から僕と共に生きてる電池のほうが LiPo 充電より怖いというニュアンスなんとなく伝わりますかね。なんでこの電池普通に使えるんだろ(多分純正充電器じゃなく弱い充電器を使ってたので云々思うけどなんか無理がある)。ワニ口クリップ C-116  は本来電線をはんだ付けして使う予定でしたがカードテスタのプローブにピッタリなのに気づきアダプタとして便利に使ってます。安物のカードテスタばっかり使っててゴツイ方のDMMまったく使ってなくて、先人がカードテスタで十分って言ってたのはこういう事かなって何となく思いました。

この電子負荷の最終形態は OLED とマイコンと DAC 的要素とロータリエンコーダでワット表示とかディスチャージャ機能とかファンの回転数とか温度がとかいろいろ考えてます。考えるの怪我しないから楽しい。



全体的にイヤーンな中身してます。きちんと工作としたい…!!って気持ちはあるんだけど結局はナニソレって感じでダメでした。今後に生かしたいです。

圧着がめっちゃ楽しい。XH を選びました。http://www.engineer.jp/1660.html ←これ読んじゃったのでね。もう一択なのでね。PA-21 にしました。圧着を初めてまだ十数個しかギュッしてないですけど、あぁこれ必ずクルッってなるんだなって安心してきました。不慣れというか2か所あるのが分からなくて1回失敗しましたけど仕組みが分かればもう失敗しませんね。


 2W くらいの貧弱な電源回路が床面積の半分を占めてるのいまいち納得いってないです。制御部それほど部品ないのでいいんですけどね。制御回路部分は電池駆動できるほど電力食わないのでいろいろ大丈夫です。ヒートシンクとかほんといらないです。穴開けるとき怪我したので記念碑として必要でした。TO-220 にはすべからくヒートシンクがついているものであるという偏見があります。ないです。

MOSFET のヒートシンクとかファンがケースの内側に入ってるのがこだわりポイントです。まだ網どうするか決めてないです。

あと作業中ずっと Dave Jones さんの動画流してて知ったんですけど、端子の間隔なんて概念なかったですね。テキトーに指がぶつからないように広くしたいとか思ってたんですけどこういう感じのがあって、オーゥ!そこは 19mm やろ~!ジーズ!って嘆かれてました。なるほどなぁ。端子の間隔に規格みたいなものがある、知る由もないなぁ。それを踏まえて 19mm にしましたが、地球上で誰もこの端子に 19mm アダプタが差せなくて嘆く人いないのに僕は一体何してるんだろう。


☆月札秋幌の 今日もまた一つ電気のことを知ったよ のコーナー☆

 最近面白い事を発見しました。理屈はそれのことを言っているという概念と体験の一致ですけど、点接触がすごい。ブレッドボードジャンパの先っぽをくっつけてできるだけ火花が出る位置を探って遊んでいました。でバチバチーおーすげーwwってやってたら、今度は光り輝く状態になったんですね、ワ~こんなこと初めてだ~面白い~って、よく見たら黒焦げになっていました。誘導負荷を離した時とか、ショート状態で電極を撫でると火花が出るんだなぁ~って遊びは過去何回もやってたんですけど、一目見てわかるレベルで焦げるなんてことは1回もなかったんです。よく知らないですけど電流が流れる面積と抵抗値には相関関係が~みたいな理屈はどっかで聞いたことがあるし、GND は太く短く一点でみたいなジョーシキも頭にふわふわ浮いてるけど、電流の流れる面積がここまではっきりと影響を及ぼすんだな~という極端な例をいままで見てこれなかったわけですね(冬の静電気イテッってのも似た部類かな 肘で放電したら痛くなさそう)。これが分かったのはなるほどなぁって感じでした。誰かこの感動代筆して。


 話は工作に戻ります。アレですね、電線の話しましょう。ワイヤストリッパの YS-3 を目見当で選んだんですけどこれ失敗でした。電子工作向けなら1周り小さい YS-2 が適当だと思います。AWG18(ATX電源のやつ)でさえ2番目だから使わないとこだらけ。慣れるまで角度とかわからなくて芯線切れてたけど、なるほど便利な道具だなぁと思いました。

FA106 はネジを切断できるのほんと有能でうれしかったですね。そして何よりワイヤカッターの断面に感動しました。手持ちのニッパがなまくらすぎて新しいニッパ早く買わなきゃとおもいました。

みんな大好きホットグルーもはじめて使いました。ほとんどの製品がやってるように、コンデンサのぐらつき防止にベターッってしました。ガン本体の B-30 が軽すぎてこれどうにかならんかねと思いました。

買い物レビュー日記みたいになってるけど。

 話が右往左往するけれど、Rs の抵抗種類は逆だったなぁ。弱モードの 1Ω 3W アキシャル抵抗が燃えはしないけどにおい立つほどで。こっちをメタルクラッドにすべきだった。0.1Ω のほうは触っても熱くない印象があるんだけども。思い出すにIIRだから1Aだと1Wと0.1Wだもんね。頭回んないなぁ。参った。

アルミが曲がるから木を敷いてセンターポンチするのダメっぽい。テーパーリーマーも真ん中あたりまで入るようだと押し戻す力に負けて穴が星型になっちゃうとか。



工作して指怪我したり、電動ドリル握ってるだけなのに手痛くなったり、なんか久しぶりに楽しかった。何かを思い出したような感じがした。ん~電気はやっぱり楽しい。小さいころに電気したかったけど行動力がなくてできなかった。電解コンデンサ引っ張るしトランジスタは3本足がある意味が分かんなかったし大きくなってからも貴重な白LED燃やすし。電気ネイティブになりたかったけどまぁ当時は中国がこんななると想像すらできなかったわけだし。かえって小さいころにやってたら大嫌いになってたかもしれない。今楽しめてるからいいや。うん。全部いいや。
ではまたいつか。

2018年2月8日木曜日

古い電子部品

更新:20180210、20180218

 古い電子部品が好きです。廃墟、廃屋、古銭などの属性もあります。気になるものは「ですしね」、「<その…」/「まったくその通り」や、ウインドウズプログラムのメニューにアクセラレータキーがついてない事などです。おおらかで人懐っこい性格ですが宗教上の理由で隠しています。




 ちょっと前に B612 ってカメラアプリが流行っていました。
B+三桁の数字と言われると、自分としてはどうもトランジスタにあてはめたくなります。
2SB612 ってどんなだろうと検索したら TO-3 パッケージのパワートランジスタでした。はー女子高生強いの使ってんなぁ~と思ったわけです。さすがにそれはサッブイと思ったのでツイットしませんでしたけど、でも結局書いちゃったよ。


で、この 2SB612 というトランジスタが実在するんだ、こういう姿してるんだ、と知ったのがここです。

http://www.electro-nic.jp/%E6%97%A5%E7%AB%8B-%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%B9%E3%82%BF-2sb612/

ニック電子というパーツショップ。冷やかし程度にトランジスタのページを見てみると「ウオーッこれは明らかにゲルマニウムトランジスタや!」ってチューブタイプのものが出てきます。よくよく見てみると、これは…ほぼすべて旧型では…と。TO-92 の姿を一つ二つ探せるかどうかの取り揃え(言いすぎました)。サーバルちゃんでいうと耳がぴょこぴょこ動く感じです。

ほかにも
 ・税込み表示 → ◎
 ・NEWBIE GO HOME!! なボタンとか UI なし → ◎
 ・価格 → 〇
 ・写真添付率 → 〇
と、かなり好感度高し。初めてのところなので不安もありましたが注文してみました。
佐川運輸での配送でしたが今回はきれいに運んでくれてありがとうございました。


で以下獺祭* です。内容は無いです。
* 酒飲まんのでクイズで知りました。カワウソが戦利品を広げ並べる習性。


2SC828-Q
ノーマーク品。のっぺらぼうなのはノーマークというんだね。CH340 のに出会いました。


2SA564-P
フォントが特殊で某焼きチョコ菓子のようなモールド。そしてこの謎の変形三菱マークですよ。これは松下のロゴ。なんかここには歴史がある気がする。これものすごくよいです。下にもうちょっと添えておきます。


2SA493-GR
シルクハットのトランジスタ。持ってなかったので手に入ってよかったです。TO-98 って言うんですね~


2SC380-Y
2SA493 とコンプリじゃないけど 2SC のシルクハットも。


2SA701F
ザ・なんじゃこりゃパッケ。金ピカの足。でもちゃんと D の形してる。
https://www.minor-audio.com/data/2SA/2SA0701-0800.htm


2SC907HD
パッケージは TO-18。日立のマークですわ。


2SA202D


2SB186
"はーっ また表紙に騙された"
↑これ見て期待しました 製造初期はこうだったのかなぁ。まぁ騒ぐほどの事じゃないので別にいいです。ちょっと残念ですけどね。ちょっとだけ微細な残念みのパーティクルここに極まれりですけどね。パッケージは TO-1。ということは 2SA202 も大きさ同じなので TO-1 ということじゃ。


2SA498-Y
パッケージは TO-5


2SA1120-O
裏が見たこと無い作り。メタルかと思いきや褐色のところも樹脂でした。TO-126


2SA1441-K
これは大好物の TO-220 ですなと思ったら SOT186 ですってイヤーン。





今回入手した観賞用部品は以上です。


で??? ことの発端の 2SB612 は??? と思われるかもしれません。ネタで記事上げるからには 2SB612 で落とすのが筋です。が、怖気づきました。だって~ 500 円あったらちゃんと使える欲しい素子買えるんだも~ん

・観賞用部品のマイルール:がんばらない

コレクタァになるにはそれなりの覚悟といろいろなものが必要になるわけですよ。ワイにはその覚悟なんてなかったんや… ゆる~く自分が満足できる範囲で楽しむんじゃ…



 てことで手持ちの部品の写真を載せますね。
観賞用部品の趣味は、西島無線というパーツショップから始まりました。このお店は残念ながら少し前に閉店してしまいました。電気趣味を始めるにあたりそろえたテスタ CD732 やブレッドボード EIC-803 などなど、いつも使っているものを見るたびに西島無線の事を思い出すにゃんともいえぬこの独特な喪失感。こういう類のポルノが好きだと生きてる時間が長いほど楽しいんですよね。わからぬか、よいのじゃ。それもまた人間なのじゃ。


2SB164
ひまわり放熱フィンがついてて可愛い。お店の部品棚あさってて目についたこやつ。棚に一個しかなかった。魔性の小悪魔トランジスタです。必要ではない無駄なものを買うも「これは無駄じゃない!」と主張するような人間にこいつがさせたわけです。感慨深い。
ベースがケースに接続されているそう。アロイ型(合金接合形)。昭和 30 年代後半の文字がある。いいね。いろいろないいねがあるけどこれは古いいねだ。パッケージはおそらく TO-5。


2SA155
ゲルマニウムトランジスタ。情報少ない。ここを見るもパッケージが分からぬ。



2SA167
菱形の NEC は中期ロットかな? 黒いボデーがよいよね。

3SK38A
「K」。そう、MOSFET です。四本足あるので慣例の (足の数-1)S? という型番です。これは良いですね。


 ハイ、以上が今のところのマイ・コレクション・オブ・古い(かどうかわからんけど)電子部品でした。


<20180218>パッケージについて
 NXP 社が、数あるパッケージの資料というか規格っぽいを公開してくれていますね。でも TO-220 で検索するとヒットしないのです。同じパッケージでも EIAJ 規格と海外の規格で名前が異なるっぽく、自分が把握するにはちょっと時間かかりそうです。
http://www.chip1stop.com/tutorialContents.do?page=046
こうして一覧してくれているのを眺めてるの楽しいです。



あとついでなのでもう一個。ニック電子でのお買い物は全部無駄な買い物したわけではなく、使うつもりで買ったのがあります。


LFA50F-48-J1Y
COSEL 製。出力 DC 48V、1.1A な 50W 級。長期在庫品とのことで投げ売りだったので買ってみました。24V 以上の電源って扱いにくいし必要はないけど探すと無くて。必要になった時どうしようと昇圧とか練習してたんですけど、良さそうなのが手に入って助かりました。使えるとは思いますがまだ電源入れてません。ヒューズがスローブローなので切れたらちょーめんどくさそうな(部品無い)ので万全の態勢で慎重にやりたいと思います。
この基板の裏、すごい事になっている。著作権アレなんで写真載せられませんが、チップ抵抗が 8 パラとか 5 直とかちらほら。力技で作られてるような。許容損失のためだろうと読むけど、どこか人間の温かみを感じた(?)
昔のビデオデッキよりはマシだけどフラックスが除去されてなくて若干ヌトる。
良き日に動いてくれたまへ。

<20190318> 秋月では売り切れになったようです。
<20180210> これを見てもし良いなと思った方に朗報。これは秋月で買えます。もちろん秋月価格です(知ってたら多分我慢した)。基板の裏も写真載ってますね…。ツイッター見てて、店舗で投げ売りしてる電源が激安で涎ダパーしてたんですけど、これ通販で買っても 1k しない珍しい電源です(ちなみに秋月の金塊マークは安いって意味ではないの)。最小電圧で DC 38.5V と高く、手間もかかるので使いにくさプライスなのでしょうけど。

<20180218> なんだよ秋月で売ってるのかよ~と気が楽になったので通電してみました。IDE の電源ケーブルは耐圧 300V ですし圧着端子なのでいけるでしょう、ということで電圧を調節してみる。
ボード上右上にかすかに見えるでしょうか、青い半固定抵抗があってこれで出力電圧を調節できます。38~50 DCV ってとこです。LM317 で最低 1.25V 出そうとするなら耐圧ギリギリであぶなっかしい。
数センチそばに電子負荷回路があります。こいつがほんとに 1.1A 取れるか負荷実験できるんですけど、試せるんですけど、まぁおそらく大丈夫でしょう。余計な事して壊すのあほくさいので!( ˘ω˘ )
電流制限回路を作って、手持ちの 50W LED を全力で点してみるのもいいかもしれませんね(それくらいしかまともな使い道思いつかない)。



 さて。では松下の旧ロゴを見て回りましょうか。

2SD1326。(もちろん)ディスコンです。

National の古い充電器の基板を開けてみるとそれは実に大量の三角形が…!!!
半導体はもっちろん松下製。

2SK808 もすへも松下製です。Vth が 1~5V とばらつきが多いみたいですね。

 コンデンサまで松下製。そういえば Dave Jones さんのビデオ を見てたら松下製コンデンサ出てきましたね(さすがに Matsushita とは言っていません)

 シルク印刷にも。いやー、粋ですなぁ。

これとは別に SHARP のテレビを分解した時にとった電源スイッチに松下のロゴが…!

三角形はヒトの心理的に安心感や安定感を感じやすい図形です。かっこいいロゴだと思います。
以上、松下の旧ロゴ展示コーナーでした。




余談
 ツイッターで知ったんですけど、緑色のトランジスタは PNP 型** だそうです。古いポータブルテレビに使われていて少し気になっていました。
** それを知ってから検索すると某顔が避けられるこの不条理。

そういう情報を頭に入れていると、色違いの半導体は…、と短絡してしまうのが自分です。

SOT-23 パッケージのトランジスタ、茶色いのは PNP かなぁと思うわけです。思っただけです。シルクを見ると QR?となっています。なんでしょうねこれ。



 これは別の話ですが、中国のガラエポユニバーサル基板。そろそろ全部秋月でそろえても良いかなと思うんですけどまだ 2.54 mm ピッチは中国頼みですね。
町の部品屋で買った紙フェノールのユニバーサル基板、一枚で 453 円ってシールがあります(であるから何までは言いません)。

レジストが青色で珍しい!というだけでゲットしたものです。建前は一応「一度ガラス基板使うと二度と紙フェノールには戻れない!」です。
青でも緑でもないのはついでなので一緒に写しました。
工作してて「両面だから不便した」ということが何度かありますので当面は片面でいいかなと思い、ある程度補充しました。
あ、でも 1.27 mm ピッチ のはいまのところ秋月取り扱いの picotec 社一択ですね。検索してみると中国の会社らしいです。良いもの作るメーカーですね。



ハイ。終わりです。最後までお疲れ様でした。素晴らしい構文能力でしたね。部品好きな人がちょっとでも楽しんでいただけたならs、…いやこのレベルじゃ部品好きに失礼か…

型番の検索は乗り物関連と鉢合わせになりますね。ほんと構文すごいな。獺祭ページだからいいよね。うん。

ではまた近いうちに。

2018年1月31日水曜日

OLED

 電子工作でマイコンを取り入れると表示器が使えてとってもハッピーマンです。ピーマン。変換押して絵文字出ないかと思ったら pimento と出てきました。つづり知らなかった。ピエモンテはイタリアのトリノがある州。Google 発音聞いてみるとポメントゥですねトゥメイトゥっぽい。ピーマンの由来 面白い。関係ない事書いたら削除されちゃうところあるんだって。こわいね。こわいね。


既に SPI 接続の OLED SH1106 (図左) を持っておりまして、ある事* が気になって I2C 版の OLED を注文しました。
ebay で買ったのですが、写真が SSD1306 と SH1106 の二種類添えられていました。つまりどっちが来るかは届くまで分からないガチャ状態。SSD1306 も使ってみたいなぁと淡い期待を寄せていたのですが、SH1106 でした。名目上スペアということはできますが、別軸でほんのちょっとだけ残念に思いました。


SPI 接続のほう、頑張ると I2C としても使えるようなのでこのあたりも残念というかんーまぁいっかといった感じ。

で、*ある事 の話です。
OLED といえば(人によりますが)気になるのは焼き付きですね。時代は繰り返しますね。

どういう風に焼き付くのかが気になりました。[OLED 焼き付き] [検索] して画像を見てみました。なるほど、美麗なだけに ”気になる” レベルの影響は大きいですね。スマフォ画像ばかりですね。”OLED は焼き付く” という話は、カラー OLED 搭載スマフォユーザの声が広まったものかなぁと思いました。


「フルカラー OLED は」なので、おそらく読みは外れてなのではないかな?

電子工作用のフルカラー OLED もありますね。あれ欲しいですけど…遊びで買うにはちょっと不釣り合いかなと思ってなかなか注文できず…


では、モノクロ二値 OLED はどう焼き付くのか?が私の気になる「ある事」なのです(もったいぶる事ではないですけど)。


これを見て二値 OLED って輝度が下がるんだなぁと知りました。”封止が甘いと輝度が早く下がる” でしたっけ、理由らしい話もどこかで聞いたことがあります。
でもまぁ LED 電球も使えば使うほど輝度は下がりますよね。OLED も似たようなものと考える事はできます。「モノクロ二値 OLED は経年劣化するもので、輝度が低がるのだ」ということです。多分。

そう思ってどうするのかというと、実用的なのかどうかを考えるわけです。とにかくこの OLED というものは黒を無灯で表現するデバイスなので視認性は抜群です。でコストも買うところで買えばワンコイン以下で、得られる体験と比較してチーピィです。ロットが新しければ耐久性が向上するかはわかりませんが数年は持つ印象を受けました。焼き付きもなさそうです。
ということで、二値 OLED は焼き付きを気にした表示のデザインをしなくて良い。いいものをガンガン使っていこうぜ、というのが現時点での自分の感想です。

でもあともうちょっとサイズ大きいの欲しいかなぁ…( ˘ω˘ )

2018年1月23日火曜日

IDE HDD 2.5" → 3.5" 変換アダプタが光り輝く瞬間

 ジャンク箱の中でホコリをかぶっていた HDD の変換アダプタ。
IDE 接続のピンって 2.54mm ピッチなんですよね。細ピンでないのできついですが、ブレッドボードにエイッっと


ピッチが同じなのでちゃんと刺さりますよね。

で。上のほうです。ソケットになってますね。これが何かに使えないかなとちょっと考えてみたんです。


これ見つけた時はめちゃくちゃ嬉しかった…

これ→ http://akizukidenshi.com/catalog/g/gP-03413/

このグラフィック LCD、ピンが 2.0 mm ピッチなんですよね。なので、あ安いと思ってもすぐに使いにくい事に気づきます。
まぁ安かったので買いました。良くない買い方だよ(ఠఠ )

まぁうまいことはんだ付けすればなんとかなるやろと思って。




(   ˘ω˘   )




しかし変換アダプタがあれば


への字ですね。使い慣れた 2.54mm ピッチのソケット(ブレッドボードやピンソケットなど)で即開発・実験ができます。

以前のブログの これ も話題似てるので一応載せておこう。



 問題は入手性…
と思いましたが、不安なく現代でも普通の手段で手に入るものです。

ebay では 160 円くらいから:

Amazon だと 590 円くらいから:


以上です。

2018年1月18日木曜日

自作電子負荷

 電子負荷の回路を作りました。
ノートを探すと 2016 年 9 月 20 日に「電子負荷」という言葉がはじめて出てきます。それから作ってみたかったものです。マルツ氏の ここ を見つけたのが始まりで気が付く範囲で記事探したり。

まだ仮組状態ですし現在の動作とは異なりますがデモ。
MOSFET 2SK3628 の温度が上昇し、75℃ を越えたら電流を吸うのを中断します。



ひたすら電気を食うだけです。回路はだいたいこういう感じです。

主要部分
 さしあたり定電流モードで動くようにしました。
オペアンプの電源見直したい。


基準電圧
DAC MCP4726 を使います。抵抗分圧で 10 分の 1 にしてて可哀そうな子。

表示
 電流の表示は精度低くても良いので、この箱(いずれ箱にする)一台で済むように作ろうと決めました。使ったのは AQM1248 というグラフィック LCD。

操作
 基準電圧がマイコン制御になったのでポテンショメータよりもロータリエンコーダが最適だと思った。

空冷ファン
 大電流で MOSFET が高熱になるのでヒートシンクを付けます。これには Pentium III に使われていた CPU クーラーを流用。三線式でパルス出力だけがついています。マイコンの PWM シグナルを LPF して疑似直流電圧にしてトランジスタに送ります。MOSFET には温度測定 IC LM61 を瞬間接着剤で貼り付けました。LM35 が 0mV +10mV/℃ なのに対しこの IC は 600mV の DC オフセットがありますので、負電源無しに 0℃ 以下も測定出来て便利、と見て購入しましたがあったかいところに使ってて無意味ですね。
 2SK3628 のパッケージの LM61 のパッケージを伝わってようやく温度を得るという長くて遅い伝播ですが、絶対定格がパッケージ 150℃ ですので表面温度測って 75℃ くらいで何か対策すれば間に合うかなぁと。

ボタン
 ボタン付けると野暮ったくなるのですがまぁ三つくらいなら良いんじゃないかなと。
LCD バックライト LED のオン / オフ、ファン コントロールの自動 / フル、それから指定電流値のゼロリセットの 3 つ。これもまだ詰めて考えてないので減って増えて 4 つかな~と想定してます。


実験
 この回路を使って、AC アダプタがどういう挙動をするのかを見てみました。これは以前からとても興味があったことなので楽しかったですし実力を知っていれば目的に応じて使い分ける事ができます。
MOSFET が本気で熱を出しても大丈夫なヒートシンクがその時点では見つからなかったこと、基準電圧の用意がなかなかうまくできなかったこと、そして電子負荷というモノの必要性が薄い事+実力的にも足りないところが多く、欲しいものではあったのですがタイミングが合わなかったというか、作らない言い訳はいくらでもできるというか。

詳細な記録はあまり意味がないので出しませんが、スマフオ用の 1.0A と表記されているものは 1.0A を超えるとフの字下降(てか 800mA くらいで電圧どんどん下がる)。これまたスマフオ用の 1.35A とあるアダプタは 1A では電圧あまり下がらず良い子でした。3.15A と表記されているノート PC 用アダプタは 4A まで出てフの字、モバイルブースターは自動復帰型(電圧下がりまくり)、簡易電源君1号はトランスが弱い子なのであまり電圧を維持できなかったり、LM317 を使っているため OHP 機能ですぐに電流が下がる。ATX 電源には勝てず >> 回路の不備を直して勝ちました。

部品
 ラジアルリード付きの積層セラミックコンデンサ 0.1μF は 500 個入りのこれ。死ぬまでに使い切れるかチャレンジ。あとは メタルクラッド抵抗 0.1Ω / 10W 。この人すごくカッコよい。ステキ。1Ω だとあんまり電流が吸えなくて買い直しました。普通に考えて素直に最初から 0.1Ω 一択の気がします。



箱詰め
ある程度この回路はちゃんと動作するな、という確信が持ててきました。なので箱詰めといきたいところですが、遠くからロータリエンコーダのプッシュ式のが届くのを待っていますのでもうちょっと先になりそうです。
 これからの電気趣味は、回路の理解が少し進んだご褒美として、良い感じの箱(アルミケース)に詰めて残そうと考えています。このブログ書くのと似たような意味があります。回路できた~でも良いんですけど、あともう少し時間をかければその分なにかが得られるはずと信じています。
電源用の MB-5 と電子負荷を同じケースにして二段に重ねると楽しそうかなと思ったのですがあえてコンパクトな MB-3 にしました。熱量はすごいですが使う時間が長くないので無駄に大きく場所をとるのもどうかと思って。ファンついてますし。簡易過熱保護付けましたし。
可能な範囲で最小構成にしたいので Arduino nano 互換機は pro mini 互換機に置き換えます。端子がおかしなことになっているので組み込み用を想定してますよねこの子。

 今のところ回路にスイッチがついてないのが気になります。現時点ではオペアンプだけは乾電池 6V で駆動させているためスイッチ替わりになっていますが将来これは追加の電源 IC が必要になります。 >> これのせいで吸える最大電流が小さかった…

 残すのであればオペアンプはいいのに変えたい。実験用に正体不明の安いオペアンプ使ってるのですが、単電源で 0V 付近の成績が手持ちの中で優秀なだけに悩みます。
オペアンプの負電源を検証しないと。そして負電源を用意するのならもうちょっとちゃんとしたオペアンプを使いたい。ちょっと前にオペアンプの実験 をしていて、両電源の大事さを垣間見たのですがここでもその効果が出てくれるといいなぁ。

部品待ちでブレッドボードも崩せずにやきもき。
アルミの加工、上手くできると良いなぁ。


<180119>
 オシロがないのでエルテースパイスで申し訳程度にみてみたら発振しているっぽかったのでオペアンプ出力のキャパシタは抵抗よりあとに(より MOSFET に近く)したほうがよさそうです。
抵抗も op 出力が 100R、負入力側が 1k といった感じがよさそう。あと、なんぜ 5A 以上吸えないのかわかりました。電池をオペアンプの電源にしているせいでした。今思うとファンをつないでいる簡易電源の 12V につながない理由が謎(実験中は電池をスイッチ替わりにしていた)。

これにて ATX 電源 +12V 18A の口から 20A 吸ってプツンと落とすことができました。勝った。

その実験を何度かしてみて、ある時を境に電流を吸えなくなってしまいました。MOSFET を壊したと思いました。12*20 がどのくらい強い力なのかがこの人には分からないようです(導線が溶断していた)


<180121>
 必要以上に回さないという考えを取り入れてファンの動作を変更。ヒートシンクに冷却能力がある程度あるっぽいので、常時可変するのでなく
・60℃ 以上になったら
 →スイッチフラグ立てる
・温度変化でファン速度可変
・40℃ 以下に冷えたら
 →スイッチフラグ寝かす
 →ファンをオフ
と動作するように。それでもなお 80℃ を越えたら回路を遮断という事に。
てかそれならファンの可変必要ないような… んー判断ができない


<180124>
 2日くらい前からだっけか、日本中で雪がすごいの。日本の物流は滞っている。部品はそりゃ届かないわね。これはまぁこちらの作業順序の問題なので、部品が手元にあってもケース内の配置をどうしようかとこれから考える。三月中に作り終えられるのかなぁコレ。ブレッドボードも空かずにそのままですかー…もうちょっと要領よくやりたい。

 今日やった実験は発振のチェック。ESP32 をオシロ代わりに発振を見ようと安直に、Serial に analogRead 値を吐き続けさせる(こう…いつも作業が複合的なんだよなぁ… ESP32 の環境が崩れたので手入れしてて、その流れで手を付け始めた)。
そしてやはり波形がめちゃくちゃになっているのを確認した。電流値はアナログメータでも見られるようにしているのだけど、震えが見えたり見えなかったりまばら。これは何なのか。オペアンプのそれらしいところにコンデンサをズボズボしてみても変化が見られない。DAC の出力を疑ってみた。多分これだった。非反転入力(DAC 出力)にビッグなパスコンつけてみたら荒れがおさまり直線的な波形になった。ノイジィなのかな。電子負荷といえば、な「負帰還と容量性負荷による発振が…」という論点じゃないのがその場しのぎ感あっておそらくまた後日同じような事に時間使いそうな気はする(◞‸◟)

バラック組みなのでパワーグランドなところをはんだ付けして追い実験したいところだけれど、ケースに組み込もうとした時にやり直しが発生したらやだなぁ、汚くなるのいや~んだなぁ、と思うとためらってしまうの。組めばいいのにね。


<180127>
 LCD のサイズが MB-3 に対してあまりにも小さすぎる事が気になって仕方なくなってきた。このグラフィック LCD はこれから作ろうとしている、ちっちゃい定電流源に使ったほうがよい、きっと。んー、電流の表示だけは大きくハッキリと 7 セグがよいような気もするなぁ。で、一回ワットだの温度だの表示させてしまったので、それが見えなくなるのは激しい(当社比)苦痛を感じるので、そうなるとその他の情報をキャラクタ LCD 1602 にでも表示… 表示器を二つもつけたらごてごてしいよなぁ。箱を小さくするというのも考え物だなぁ。やっぱり MB-5 を使って LCD には 1602 でなく 2004 をだな… いやなんで外装に一番コストが… 使用頻度が…
この脳内会議でグダグダしてる時間、無益だけどすごく楽しいからダメ。ぜんぜん作れない(×× )


<180204>
 電気ひよこ組なので安全についてピヨピヨ考えている。
例えば電気も水道もオン側は重力と反対方向がよいとか、電流を取り出す量が変化しない回路において過電流遮断が機能したのならラッチが妥当だとか、位置エネルギーを上げたものはそのエネルギーを受ける(もしくはもたらす)可能性を持っているとか、そういう基本的な事だけども。でも安全の定義があやふやなので、必然的に安全を考えても暖簾に腕押しな感じはある。けど一応考える。自己満足や宗教を安全と呼べるのか。

 電子負荷は引っ張り出す装置と考えたほうが良いと考えた。考えたというより体感した。流し込み素子 p-ch MOSFET でやろうとしていたのだけど Vs(出口) - Vg(蛇口) が 0V に近くなるほど通電しやすくなる性質を持つ。言葉を換えるとネガティブ系の素子は蛇口の電圧を上げ、腕力で流れをせき止める部品なのでこれは意図せず電源が切れたときに素子が導線になる可能性があるということで危なっかしい。n-ch MOSFET と比べて安全からは遠い。さらに n-ch と比べて p-ch は弱いのに高価な点も気になる。
p-ch MOSFET のほうが安全と聞いたのでまず先に試したのだけど、電源の可変電圧がある値から下がらなくて焦った。回路を間違って電流を電源に流し込んでしまっていた。
まぁうだうだ考えて、ひよこ君は電源は流し込み型、負荷は引っ張り型のほうが良いと現時点ではそう思った。”安全” の基準が違えばまた違った意味になるよなぁという。

 考えるのはいくらでも難しく考えられる。それで作るほうはどうなの? というとプッシュスイッチ付きのロータリーエンコーダがようやく届いたのでいよいよ UI のプログラムをしています(ので)。これまた安全論ですが出力スイッチはフィジカルなスイッチが良いと思っています。ですがほかの重要度の低い1機能1スイッチな部分は全部 UI に取り込んでしまおうと考えています。タクトボタン1つつけるのも工作が大変になるので楽できるところは積極的に楽しなければ。
あと、表示器は 1.3” の OLED に変更しました。視認性は抜群であり、ドットサイズも 12848 液晶と比べ大きく、さらにバックライト機構などごっそり削除できて部品点数が減らせます(1xTR、1xButton、5xGPIO)。プログラムもその分だけスッキリします。フレームバッファをマイコンの SRAM に持たせるライブラリを使っていたので、75% 以上使われる事もあって冷や冷やしていました。あくまでも ATmega328P を使うので、多少のちらつきや遅延は許容する事に決めました。

最近、考える事がうまく流せずに頭が破裂しそうになっている。工作は体調良いときにドカッとやりたいので機会をうかがっている。できない事はやらず、そうでない事をなんとかやっていこう。語尾が一致しない…

2018年1月14日日曜日

ブログの切り替え

 こんにちは、月札秋幌 (つきふだあきほ) という名前で電気遊びをたしなむ者です。

ブログは以前 こちら を使っていましたが、これからはここを使います。移行でなく切り替えという形にしました(吸い出し方も分からないし削除しても不便がありそうなので)。

 引き続いてこれまで通り、電気や Arduino をいじっていて知ったことや分かったこと、楽しかったよっておはなしをしに来ます(´ᵕ`)